フォトウェディングは、二人の思いをカタチにして一生の記念に残すもの。二人のこれまでを支えてくれた感謝の気持ちをこめて、両親・家族で撮影するカップルも増えています。でも人数が増える分、調整やお悩みも増えるもの。笑顔で家族写真が撮れるよう、服装選びや段取りで知っておきたいポイントをご紹介します。
【目次】
家族で撮影するフォトウェディングも人気
結婚式のスタイルのひとつ「フォトウェディング」は、大切な記念の日を写真で残すことができます。
新郎新婦で撮ることはもちろん、両親や兄弟も一緒に撮るウェディングフォトも人気。挙式や披露宴を行わないカップルには、リアルタイムに二人の晴れ姿を両親や家族に見せるプレゼントにもなります。
両親や兄弟と家族写真を撮る機会は、結婚後は次第に少なくなることも多いので、幸せな家族の記念にもなります。
ポーズや構図をきちんと決めた撮影や、サプライズ演出で自然な表情の撮影など、お二人ならではの演出を考えてみてはいかがでしょう。
フォトウェディングを家族写真で、と考えるカップル、あるいはご両親・親族が気になるポイントの一つに、両親・家族の服装があります。思い出深いフォトウェディングを叶えるために知っておきたいことをお伝えします。
フォトウェディングの両親・家族の服装 3パターン
両親・家族そろってのフォトウェディングで、迷うのが服装選び。こうでなければならない、というものはないのですが、新郎新婦、ご家族とも安心してその日を迎えられるよう、サプライズ演出以外の場合は、どんな雰囲気で写真を撮るのかを事前に伝えておくとスムーズです。
両親・家族の服装を決めるとき、参考にしたい3つのパターンをご紹介します。
挙式同様の正装でキメる
新郎新婦の衣装に合わせて、ご家族も正装で撮影するパターンは一般的です。
男性はモーニングやフォーマルなスーツ、女性は黒留袖やフォーマルなドレスと決めておくと、ご家族も悩まずにすみます。
モーニングや着物はレンタルを希望される方も多いので、早めに服装を伝えておくと親切です。
フォトウェディングのスタジオで、親や家族のための衣装をレンタルできるのか、ヘアメイクも頼めるのかなど、確認しておきましょう。
リゾートでのロケーション撮影は現地らしさ
二人の思い出の場所や、リゾートでのフォトウェディングも人気です。両親・家族も一緒に、その場所ならではの衣装をそろえて撮ってみるのも家族みんなの記念になります。
ハワイならアロハスタイル、沖縄のかりゆしスタイルで合わせてみると、フォトウェディングの衣装そのものが、記念の品となって喜ばれます。
いつもの笑顔でカジュアルスタイル
かしこまらず、「いつもの家族の雰囲気で写真を撮りたい」と、カジュアルスタイルを選ぶカップルもいます。
飾らない笑顔の写真からは、家族が増えた幸せが伝わってくるはず。
服装のカラーをそろえたり、一点だけおそろいのアイテムを着用するだけでも、統一感があります。
どんなスタイルで撮影するにしても、参加する人が安心して参加できることが大切。
服装選びで大切な3つのポイントをまとめます。
チェックポイント1 「ドレスコード」
フォトウェディングで家族一緒に写真を撮るなら、まずはドレスコードを決めましょう。
衣装のイメージをそろえておくことは、写真の仕上がりに影響するだけでなく、なにを準備したらいいか家族を不安にさせることがなくて、スムーズ。
それぞれにお任せしてしまうのでなく「正装で」「アロハシャツを着て」など、二人の思いやイメージを伝えながら、相談していくと良いでしょう。
両家の母親の衣装が合っている
互いの家族が一緒に撮影をする場合、両家の母親の衣装をそろえておくことは、大切。
正装で、と決めた場合も、黒留袖にするのか洋装にするのか、一緒に考えていき、双方に伝えておくと安心してもらえます。
結婚はご両親にとっても晴れの日。ご両家の両親のスタイルがちぐはぐになってしまうと、ご両親、特にお母様に後悔が残ってしまいます。後から見返して、心おきなくそのときの感動に浸れるよう、両家の親の衣装を合わせておくことが、フォトウェディングの成功のポイントです。
参加する親族や友人にイメージを伝える
両親はもちろん、フォトウェディングに参加してくれる親族や友人にも、イメージやドレスコードを伝えておきましょう。
「お任せで」と言われると、意外と戸惑うもの。ドレスコードが決まっていると、参列する人も衣装を考えやすく、負担も軽減されます。
チェックポイント2 「プランをチェック」
両親や兄弟、親族も一緒に撮影する場合は、ウェディングフォトのプランでチェックする項目も増えます。
具体的にどんなことをチェックするといいでしょうか？
家族・親族の衣装レンタル、メイクをチェック
家族・親族も一緒にフォトウェディングをするのなら、衣装のレンタルやヘアメイクについて、家族・親族の分もチェックしておくことが必要です。
衣装をレンタルする場合、挙式と別の日にフォトウェディングをするのなら、レンタルの手続きも確認を。また、家族のヘアメイクがプランに含まれていなければ、近くの美容院もチェックします。
小さいお子様も一緒に撮影する場合、子ども用の衣装の準備も必要。小さい子ども用の衣装レンタルは対応していないスタジオも多いので、早めに準備を考えていきましょう。
ペットも一緒に撮影したい
家族みんなでフォトウェディングをする際に「家族同然のペットも一緒に」と希望する人もいらっしゃいます。
スタジオによって「犬なら可」「ペット不可」など、対応はまちまちです。事前にペットとの撮影が可能なスタジオを選び、撮影できるペットの種類も確認を。
ペットとの撮影が可能な場合も、別途料金や衣装の返却時に追加料金が必要になったり、ポーズに制限が出たりすることも考えられます。事前に細かく確認しておきましょう。
チェックポイント3 「スケジュール」
新郎新婦二人だけのフォトウェディングであれば、二人の日程を合わせるだけですが、両親・家族との撮影となると、撮影日の日程調整は大切です。
ムリのないスケジュールで進められるよう調整していきましょう。
参加される方のスケジュールをしっかり押さえる
新郎新婦だけでなく、家族・親族にも参列してもらう場合は、全員のスケジュール調整が必要です。
ご両親が現役で働いている場合や、兄弟も一緒の撮影の場合、仕事や学校などそれぞれの予定があり、日程を決めるのはなかなか大変です。さらに大安や友引の日の撮影を目指すと調整のハードルもあがりますが、一生に一度の日。早めに相談し、余裕をもってスケジュールを決めていきましょう。
祖父母、小さいお子様も参加するときは、体調に注意
参加する家族に祖父母や小さいお子様がいる場合は、体調への気配りも大切です。
祖父母が参列するなら、当日、負担がかからないよう座れる場所の用意や飲み物の手配についても、スタジオに相談しておくといいでしょう。
小さな子どもと一緒なら、おもちゃやおやつなどのアイテムの準備、授乳室やおむつ替えスペースの確保などを確認します。
長時間の撮影や、暑すぎたり寒すぎたりする季節のロケーション撮影は、家族に負担をかける場合もあります。フォトウェディングを挙げる時期、場所も、家族で相談しておくと安心です。
みんないつ撮る？フォトウェディングのベストタイミングは？
思い出に残るフォトウェディングにするために、おすすめのタイミングはあるのでしょうか。
二人や家族の事情に合わせて、みんなが幸せな時間を過ごせるタイミングを選んでみませんか？
入籍後の両家の都合がつきやすいタイミングに
フォトウェディングは、入籍したあとで両家の都合がつく時期に実施するカップルが多いようです。
ですが、入籍から日がたっていても問題はありません。お二人、ご両家の都合がつくときを選びましょう。
ロケーション撮影の場合は、真夏や真冬の野外は新郎新婦にもご家族にもかなりの負担になります。
時期が重要ならスタジオ撮影を選んだり、ロケーションが重要なら時期をずらしたりすると良さそうです。
授かり婚なら、出産後や子供が一歳の誕生日記念に合わせて
授かり婚なら、出産後の落ち着いたころの撮影もおすすめです。
子どもが生まれてからの記念日や、一歳の誕生日に合わせるのも、思い出深いフォトウェディングになります。
ご両親にとっても、孫と一緒のフォトウェディングは、二人の晴れ姿とかわいい孫を見られる、大切な時間となるでしょう。
挙式当日に前撮り撮影で、本当に撮りたかった写真を撮ることも
フォトウェディングは挙式の当日に前撮りとして撮影するのもありです。
挙式が始まってしまうと忙しく、またその流れで撮影する結婚写真はご家族並んでの記念写真となりますが、挙式前に、新郎新婦、ご家族がそろって、撮りたかったイメージの写真を撮影することも可能です。
素敵な撮影の時間を終えたら、お食事会
家族で過ごすフォトウェディングは、家族が主役になる時間。思い出に残る撮影が終わったら、家族・親族での食事会をする人も多いようです。
スムーズに食事会場へ移動できるよう、スタジオが提携するレストランやホテルがあれば利用すると便利です。
お二人のフォトウェディングのイメージが固まったら、ぜひ一度相談カウンターで相談してみてください。
大切な記念の日を、皆さんが笑顔ですごせますように。
