結婚式準備

結婚式のケーキ入刀 2人で選ぶ、演出アイデアと撮影ポイント

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結婚式で行うケーキ入刀は、「新郎新婦の初めての共同作業」と称される定番の演出です。
ケーキ入刀は絶好のフォトタイミングになるため、盛り上がるような演出を考えている新郎新婦は多いでしょう。結婚式全体の流れを踏まえ、おもしろい小道具を使うなど、ひと味違った演出を考えてみるのもおすすめです。
今回は、ケーキ入刀の起源と意味を踏まえ、ケーキ入刀の流れと写真映えする場面、きれいに映るポイント、ケーキ入刀以外の演出方法、選曲のコツなどについて解説します。

【目次】

  1. ケーキ入刀の由来や意味とは?
  2. ケーキ入刀は一番のフォトタイミング
  3. ケーキ入刀の流れをシミュレーション|他にもある切り取りたい一瞬
  4. ケーキ入刀の個性派、おもしろ7演出
  5. ケーキ入刀の代わりに、食べ物以外の共同作業イベントを
  6. ケーキ入刀に使う曲の選び方、ポイントは?
  7. 晴れの日の一番の笑顔を残すために

ケーキ入刀の由来や意味とは?

そもそも結婚式のケーキ入刀には、どのような意味があるのでしょうか。ケーキ入刀の由来から、意味や目的を紐解いていきます。

起源は神話から

ケーキ入刀の起源は諸説ありますが「愛し合う2人がパンを分け合い、永遠の愛を誓った」という、ギリシャ神話のエピソードが由来といわれています。

また、シュガーケーキを新郎新婦が一緒にカットした、という説もあります。アメリカのある地域では、新婦の母がシュガーケーキを作り、新婦が切り分けてゲストに配るという風習がありました。当時のシュガーケーキは固く、切るのが大変だったため、新郎が手伝ったことで「共同作業」という概念が誕生したとされています。

2人で分かち合う未来

ケーキ入刀の意味も諸説あり、以下のように複数の意味が込められています。

  • 2人で手を取り合い、未来を切り開く
  • 分かち合える食糧があることで、将来食べるものに困らない

なお、ケーキ入刀後に行う演出に、「ファーストバイト」があります。新郎から新婦に食べさせることで「食べ物に困らせない」、新婦から新郎へは「おいしい料理を作ってあげる」という意味が込められている演出です。
食べ物に困らないことは「豊かさの象徴」とされ、2人の人生の繁栄を願うセレモニーとして、ケーキ入刀が行われるようになりました。

ケーキ入刀は一番のフォトタイミング

ケーキ入刀のセレモニーは、ゲストが写真撮影をする絶好のタイミングです。きれいな写真を撮影してもらえるよう、姿勢や目線、表情などに気を配りましょう。
そこで、写真写りを良くするために心がけたいポイントについて解説します。

2人が手を携えて並ぶ姿を記念に残す

ケーキ入刀は夫婦になって初めての共同作業になるため、2人がナイフに手を添えることが基本です。単純に並ぶだけでなく、お互いに寄り添うようなポーズを意識してみてください。
新郎は新婦の腰に手を回すと、自然と寄り添う形が作れます。入刀のタイミングではうつむきがちになるため、できるだけ背筋を伸ばしておくとよいでしょう。

きれいに写る、残すコツ

ケーキ入刀のタイミングでは、うつむかないよう、背筋を伸ばすことが大切です。特に、花嫁衣装は重みがあり、猫背になりやすいので注意しましょう。両肩を後ろに引き、肩甲骨を寄せると美しい姿勢になります。
ケーキに視線を集中させると首が前に出るため、顔を上げ、適度に顎を引くことが大切です。顔の向きがバラバラにならないよう、新郎新婦で視線を向ける方向を合わせてみてください。

そして、ケーキ入刀の際は常に笑顔でいることが大切です。見つめ合って微笑む場面を作るなど、笑顔のバリエーションをいくつか用意しておくと、より雰囲気の良い素敵な写真が撮れるでしょう。

カラードレスになってから、和装でも

ケーキ入刀を行うタイミングに、決まりはありません。入場後すぐ、祝辞のあと、乾杯の前、ウェルカムパーティーの際など、どのタイミングでも大丈夫です。

ケーキ入刀で重要なのは、2人がナイフに手を添え、入刀する場面を写真に残すことです。お色直し前のウェディングドレスでも、お色直し後のカラードレスや和装でも、タイミングや衣装を問わずケーキ入刀を取り入れましょう。

ケーキ入刀の流れをシミュレーション|他にもある切り取りたい一瞬

ケーキ入刀でのフォトタイミングは、実際の入刀シーンだけでなく、さまざまな場面で訪れます。ケーキ入刀の流れを踏まえ、どの瞬間が写真映えするのかを確認しておきましょう。

2人でケーキの前に進む

ケーキ入刀がスタートしたら、新郎新婦はケーキの前に移動します。ケーキに向かって新郎が右側、新婦が左側に立ちましょう。新郎が新婦をエスコートすると、エレガントな印象を演出できます。

また、ナイフやビッグスプーンなどの小道具を子どもたちに運んでもらう演出を盛り込めば、微笑ましく明るい雰囲気が生まれるでしょう。
一般的には、司会者のアナウンスでゲストをケーキの前まで誘導します。会場側との事前打ち合わせで、ケーキ入刀が始まることを全体に伝えるよう頼んでおくとスムーズです。

ナイフの持ち方

スタッフからナイフを手渡されたら、まずは新婦が右手で柄を握り、次に新郎が右手を重ねます。さらに新婦が左手を添え、新郎が左手を新婦の腰に添えるようにすると、より美しい印象になります。
ナイフを持つ手もともフォトポイントになるため、ナイフの持ち方は事前に決めておくとよいでしょう。

合図に合わせて入刀

ナイフの持ち方が決まったら、司会者のアナウンスに従って入刀を開始します。入刀を終えたら、しばらくの間は静止して、ゲストのカメラに目を向けましょう。

なお、ケーキ前にはたくさんのゲストが一気に集まるため、新郎新婦の目線がバラバラにならないよう注意が必要です。各方向を向けるように、司会者がタイミングをアナウンスすることもあります。

カメラに目を向ける際は顔だけ振り返るのではなく、体ごと動かし、どの場所からも最高の写真を撮れるように意識しましょう。

ファーストバイトへ

ケーキ入刀後にファーストバイトを組み込んでいる場合、こちらもゲストにとって重要なフォトポイントです。ケーキ入刀が終わるとゲストが席に戻ってしまうケースもあるため、ファーストバイトがあることを司会者にアナウンスしてもらいましょう。
ファーストバイトのやり方など詳しい情報は、以下の関連記事で詳しく解説しています。

ケーキサーブ

生ケーキの場合やゲストが少人数の場合は、ケーキサーブを演出に組み込むことも検討してみてください。ケーキサーブとはテーブルラウンドの一種で、新郎新婦がケーキをゲストに配る演出です。
ケーキサーブの代表的な方法として、以下が挙げられます。

新郎新婦がテーブルを回り、一人ずつケーキを手渡す。
新郎新婦とスタッフがテーブルを回り、スタッフがケーキを渡す。
ゲストが新郎新婦のもとにケーキを取りにいく。

ケーキサーブではよりゲストに近づけるため、話しながらケーキを渡せます。ゲストと一緒に写真を撮る場合、自然な笑顔で応対するとよいでしょう。

ケーキ入刀の個性派、おもしろ7演出

おもしろいアイテムでケーキ入刀する、あえてケーキを使わないなど、ケーキ入刀ではひと味違った演出も可能です。ここでは、個性的なケーキ入刀の演出方法を7つ紹介します。

ナイフを日本刀や剣に

ケーキ入刀する際に、ナイフではなく日本刀や剣を使用する演出もあります。なかには、新郎が自作した剣を使用する、新郎新婦が好きな映画作品やキャラクターの剣を使用するなど、ゲストを楽しませる演出をしたケースもあるようです。

ナイフを飾るリボンを手作り

ケーキ入刀で使用するナイフの柄の飾りとして、リボンを手作りしてみるのもおすすめです。ナイフを持つ手もとが豪華になり、ケーキ入刀の写真がより映えるでしょう。

また、リボンだけでなく、造花やブーケ、チュールを使うケースもあります。ドレスやケーキの装飾に色を合わせたり、あえてポイントとなる色を使ったりと、好みの飾りでケーキ入刀を華やかに演出してください。

ご両親の前にもケーキ 3組の夫婦同時に

主役となる新郎新婦だけでなく、それぞれの両親にもケーキを用意し、3組同時に入刀する演出はいかがでしょうか。
「両親への感謝を伝える」「3組夫婦の新たなスタート」などの意味を込め、サプライズとして企画するケースが多いようです。ケーキ入刀の際には両親にもスポットライトが当たるため、より印象に残る結婚式を演出できるでしょう。

ケーキの代わりにおにぎりにしゃもじ

ウェディングケーキではなく、大きなおにぎりをしゃもじでカットする演出も盛り上がるでしょう。おにぎりは「お結び」として縁起の良い食べ物とされ、結婚式との相性が良いアイテムです。
大きなおにぎりをカットしたら、ファーストバイトをおにぎりで行う「おにぎりバイト」を楽しみましょう。和装はもちろん、ドレスでも違和感がないため、ひと味違った演出をしたい場合におすすめです。

マグロの解体ショー?!

インパクトが大きい演出として、職人によるマグロの解体ショーを取り入れる方法もあります。解体用の包丁を新郎新婦が持ち、職人のサポートを受けながらケーキ入刀のようにマグロに入刀します。

入刀後は職人がマグロを解体するため、ゲストも一緒に見て楽しんでもらえるでしょう。さらにマグロ解体後には、刺身やお寿司として食べることも可能です。めったに味わえない希少部位を食べられるのも、解体ショーならではの魅力といえるでしょう。

お好み焼きをへらで

ウェディングケーキの代わりに、お好み焼きをカットする演出もあります。お好み焼きが有名な地域で取り入れられている演出です。ファーストバイトではへらで食べさせ合うことで、大いに盛り上がります。
カットしたお好み焼きをゲストにも振る舞えば、ユニークで楽しい体験をしたと感じてもらえるでしょう。

シャンパンタワーや日本酒の鏡開き

日本ではあまり馴染みのないシャンパンタワーですが、海外の結婚式では定番の演出です。ケーキ入刀の代わりにシャンパンタワーを行えば、ゴージャスで幻想的な雰囲気を演出できます。
和装がメインの場合は、ケーキ入刀の代わりに鏡開きをするのもおすすめです。「鏡」は円満、「開く」は末広がりを意味するため、お祝いの席にピッタリです。木槌の音が響けば、会場も大いに盛り上がるでしょう。

ケーキ入刀の代わりに、食べ物以外の共同作業イベントを

結婚式は挙げたいものの、「ケーキ入刀は照れくさくて気が引ける……」と考える新郎新婦も少なくありません。そのような場合には、ケーキ入刀の代わりとして、次に紹介する「共同作業イベント」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

世界に1つのサンドアート

結婚式の演出で取り入れられるサンドアートは、さまざまな色の砂をフレームやボトルなどの容器に入れて模様を作るものです。砂は、混ざると二度と元に戻せません。そのため「結ばれた2人は、これから離れることなく一緒に生きていく」という意味が込められています。

サンドアートの演出は、新郎新婦が砂を入れる方法と、受付を済ませたゲストから砂を入れて、最後に新郎新婦が完成させる方法があります。世界に1つしかないサンドアートで結婚式当日の思い出を残すことができるだけでなく、ゲストにも楽しんでもらえるでしょう。

植樹の儀

海外で人気の演出として、植木鉢やプランターに植物を植える「植樹の儀」があります。

苗木を植えた鉢にゲストが土を盛り、新郎新婦が水を与えることで「子孫繁栄」「新しい家庭を育てる」という意味が込められています。植樹の儀を行うケースはまだ多くはないため、参列するゲストにも新鮮な気持ちで楽しんでもらえるでしょう。
なお、使用する苗木は縁起が良いとされる、オリーブやベンジャミン、ガジュマル、月桂樹などがおすすめです。

我が子にサンドイッチキス

お子様も参加するファミリーウェディングを行う場合、サンドイッチキスの演出もおすすめです。
サンドイッチキスとは、誓いのキスのタイミングで、新郎新婦の真ん中にいる子どもにキスをするというものです。微笑ましい光景はゲストから喜ばれるうえに、絶好のフォトタイミングとなるでしょう。

ケーキ入刀に使う曲の選び方、ポイントは?

ケーキ入刀のタイミングで使うBGMは、新郎新婦が好きな曲や思い出の曲を選ぶことも可能です。

ただし、ケーキ入刀は重要な見せ場になるため、明るく軽快、インパクトがあるなど、盛り上がる曲を選んでください。ロマンティックな演出にしたい場合、サビまでの展開が壮大なバラード曲がおすすめです。
一番盛り上がる入刀の瞬間に、曲のサビがくるようにしましょう。可能であれば、冒頭にサビがある曲を選ぶと、タイミングを合わせやすくなります。

また、ケーキの入刀時は、ゲストが写真撮影する時間を確保する必要があります。参加人数と撮影時間を考え、曲が途切れないように考慮することが大切です。長い曲を用意する、または入刀と写真撮影で2つの曲を用意するとよいでしょう。

晴れの日の一番の笑顔を残すために

ケーキ入刀は結婚式のなかでも、重要なフォトタイミングです。晴れの日の美しい姿を写真に収めるため、新郎新婦は立ち方や姿勢、目線など、細かな点を意識しましょう。

ケーキ入刀とファーストバイトに使用するBGMは、盛り上がるような曲を選び、曲の長さに注意してください。ケーキ入刀以外のイベントを検討する場合は、サンドアートなどゲストも一緒に楽しめる演出をおすすめします。

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