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LGBT・同性愛者が日本で幸せな結婚式を挙げるために知っておきたいこと

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2023年4月現在、日本では同性婚が法律上認められていません。しかし、将来を誓い合う結婚式はLGBT・同性愛者の方にとっても憧れのイベントでしょう。パートナーシップ制度を利用してパートナーになり、挙式・披露宴を行うのも一つの方法です。

今回はLGBTの方向けに、利用可能な結婚式場や、結婚式を挙げるときのポイントなどを解説します。一生に一度の結婚式を、2人の思い出に残るものにしましょう。

【目次】

  1. LGBTや同性愛者は日本の法律上、結婚できない?
  2. 日本でLGBTの結婚式を挙げられる式場・神社
  3. 式場選びで確認しておきたい!先輩たちのお悩み
  4. LGBTが安心して幸せになれる結婚式場を選ぶ
  5. まとめ

LGBTや同性愛者は日本の法律上、結婚できない?

まず、LGBTの方の結婚をとりまく環境について解説します。

LGBTとは

LGBTとはLesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字であり、性的マイノリティの総称です。
性のあり方は男性・女性だけに分類するのではなく、個々の性のあり方を尊重し、人それぞれの尊厳を守ることが大切だといえます。

L Lesbian(レズビアン) 女性の同性愛者
G Gay(ゲイ) 男性の同性愛者
B Bisexual(バイセクシャル) 両性愛者
T Transgender(トランスジェンダー) 「身体の性」と「心の性」が一致しない人

日本の法律上、結婚は可能?

現在の日本の法律では、同性同士で結婚することは認められていません。しかし、パートナーシップ制度や養子縁組などの制度を利用すれば、家族になることはできます。

同性婚が法律上認められていないからこそ、形(結婚式、フォトウェディング)として残したいというニーズが増えており、LGBTの方をあと押ししているブライダル関連企業も増加傾向にあります。

海外との比較

同性婚の制度について、日本は遅れているのが現状です。海外では2001年にオランダで初めて同性婚が認められて以降、ベルギーやスペイン、カナダなどでも同性婚が認められました。2023年4月時点では、34の国・地域で同性婚が可能となっています。

近年、日本でも同性婚を認めようという動きが高まっているため、いずれ日本でもすべての人に結婚の自由が認められる日が来るのではないでしょうか。

日本でLGBTの結婚式を挙げられる式場・神社

残念ながら、すべての式場でLGBTの方の結婚式を挙げられるわけではありません。特にキリスト教式の式場の場合、宗教上の理由により同性婚の挙式ができない場合があります。

しかし、近年ではLGBTの方の挙式をあと押ししようと、さまざまな式場がLGBTの方向けの挙式を行っています。式場にレインボーマークがあったり、LGBT研修を受けているプランナーがいたりする会場を選んで、思い出に残る式にしましょう。

ここでは、LGBTの方が結婚式を挙げられる式場や神社を4ヵ所紹介します。ここで紹介するもの以外にも対応している式場はあるので、ぜひ調べてみてください。

池尻稲荷神社(東京都)

350年以上の歴史を持つ池尻稲荷神社は、古くから「火伏せの稲荷」「子育ての稲荷」として親しまれてきました。

挙式は開放感のある神楽殿で執り行われ、参列できなかった方も舞台下から挙式を見守れます。東京都23区内であれば、レストランや庭園などに設けた式場へ出張しての挙式も行っているため、神社以外で神前式をしたい方におすすめです。

出典: 「池尻稲荷神社」公式サイト

横浜迎賓館(神奈川県)

みなとみらいを見渡せる丘の上にある横浜迎賓館は、創業70年を迎えた歴史ある挙式・披露宴会場です。緑豊かな和モダンな雰囲気は、洋装だけでなく和装での挙式にもよく合います。少人数での挙式にも対応しており、近しい人だけを招待して挙式したい方におすすめです。

出典: 「横浜迎賓館」公式サイト

アイネス ヴィラノッツェ大阪(大阪府)

プライベートガーデン付きの邸宅を、一日1組限定で貸し切れるアイネス ヴィラノッツェ大阪は、多彩なウェディングスタイルが叶う式場です。繊細なステンドグラスが印象的なチャペルは、セレモニーにふさわしい厳かで神秘的な雰囲気があります。

出典: 「アイネス ヴィラノッツェ大阪」公式サイト

GARDENWEDDINGアルカディア小倉(福岡県)

3つの挙式場と4つの披露宴会場を持つアルカディア小倉は、自然に囲まれたチャペルが人気の式場です。幅広いタイプの挙式・披露宴が用意されており、2人に合った特別な式を提供しています。

出典: 「GARDENWEDDINGアルカディア小倉」公式サイト

式場選びで確認しておきたい!先輩たちのお悩み

式場・神社の候補が決まったら、実際に話を聞いてみるのがおすすめです。少しでも不安な点があれば、事前にプランナーに確認しておきましょう。
ここでは、挙式・披露宴で気を付けたいポイントを3つ解説します。

呼び方、お手洗い

挙式の控室や受付は、男性・女性で分かれている場合がほとんどです。呼び出される場合も、「新郎新婦」と呼ばれるのがあたりまえになっています。

LGBTの挙式では、「両新婦」「両新郎」などと呼んでもらうように依頼し、お手洗いなどをどう配置するか式場に確認しておきましょう。

婚礼の服装

2人ともドレスを着用する場合、料金が高くなったり、お色直しに時間がかかったりすることが想定されます。衣装を選んだら、当日のスケジュールをしっかりと確認しておきましょう。

衣装をおそろいにしたり、色違いにしたりできるのは、LGBTならではの楽しみ方です。お互いの衣装を選び合うなどして、2人のイメージや雰囲気に合わせた衣装選びを楽しみましょう。

アウティング(プライバシーへの配慮)

LGBTの方の挙式では、プライバシーの配慮が欠かせません。LGBTであることを信頼できる人だけに伝えたつもりが、噂やSNSなどを通じて他人にも暴露されてしまう「アウティング」が起こる可能性があります。

招待状をSNSにアップして、結婚報告をした上司や人事担当から話が広がったり、挙式打ち合わせで隣のカップルに写真を撮られて知り合いに知られたりなど、アウティングの影響は大きいものです。招待客だけでなく、招待客以外にいたずらに晒されるリスクは、できる限り避けましょう。

屋外挙式や別の挙式とのバッティングなどで招待客以外に勝手に撮影され、SNSにアップされてしまった経験がある方も稀にいるようです。プライバシーに配慮できる式場選び、信頼できるプランナーを指名しましょう。

LGBTが安心して幸せになれる結婚式場を選ぶ

幸せなはずのウェディングで悲しい思いをしないためには、結婚式場選びが大切です。式場を選ぶ際は、次の点に注意し衣装や演出にもこだわり、幸せな結婚式を楽しんでください。

式場選びのポイント

  • アウティングを避ける工夫ができるか(全館貸切、屋内のみ、クローズドの空間か)
  • LGBTの挙式をしたことがある式場か
  • LGBT研修を受けたスタッフが在籍しているか

ウェディングフォトという選択肢

挙式はせず記念として写真を残したいのであれば、ウェディングフォトという選択肢もあります。

ウェディングフォトならアウティングのリスクも低く、服装やシチュエーションにこだわれます。旅行も兼ねて撮影を楽しむ「旅フォト」などもおすすめです。特別なロケーションで、思い出作りを楽しむ方も増えています。

海外でウェディングフォトを撮影したい場合は、アムステルダムやサンフランシスコなど、LGBTに優しい街でのロケーションフォトがおすすめです。好きな場所や憧れの場所で、記念の一枚を撮りに行ってみてはいかがでしょうか。

おふたりの幸せな瞬間を永遠に

ウェディングフォトは、年間4万組の撮影を手がけるラヴィファクトリーにお任せください。

ラヴィファクトリーは、洋装・和装でのスタジオ撮影やロケーション撮影、国内外のリゾート地での撮影を専門としています。撮影だけでなく、衣装やヘアメイクなどを総合的にプロデュースするため、2人の雰囲気に合った写真を残せるでしょう。

また、400名以上ものフォトグラファーが在籍しているため、好みのフォトグラファーを選べるのもラヴィファクトリーの魅力の一つです。プランナーやフォトグラファーとじっくり話し合いながら、最高の思い出を作っていきましょう。

ラヴィファクトリーでは、「ウェディングフォトについて知りたいけれど、店舗まで足を運ぶのは難しい……」という方に向けて、無料のオンライン相談を実施しています。2人の状況に合った最適なプランをご提案しますので、何から始めたらよいかわからないと悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

現在、日本ではまだ同性婚は認められていませんが、挙式をしたりウェディングフォトを撮ったりして、2人の姿や関係性を形にすることはできます。LGBTの方の挙式をあと押ししようとブライダル業界も変化してきているので、素敵な結婚式・フォトウェディングなどを叶えてくれる会社を探してみてください。

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