ロケーション撮影

リクエストの伝え方

Follow us

Shooting Report

写真というのは、つくづく難しい商品だなと思います。



目の前のコーヒーカップは、この持ち手の形と色がいいと思ったから買いました。

でも、写真はそうはいきません。



こんな写真が欲しいと思っても、

全てが終わってしまうまで姿形が分からないものだからです。



 

インスタやピンタレストでこんな写真が撮りたいな?とイメージを膨らませるけれど、

自分が望む写真がほんとうに撮れたかどうかは、終わってしまうまで分からないのです。



確実じゃないものにお金を払うのって勇気がいりますよね。

結婚式や、旅行なんかもそうですが。。



写真の場合は、いかにフォトグラファーと分かり合えるかが成功のコツ。



 

方法の一つは、イメージの共有です。



事前にお好きな写真を送ってもらったらイメージが伝わりやすいですよー

とスタッフが案内してくれてます。



お二人の好きなテイストが、それにより分かったりします。

ラヴィを選ばれるお客様は、そもそも動きのある自然な写真を好まれる方がほとんどですが、

その中でも、かわいい系が好きとか王道ウェディングがいいとか、

カッコいいイメージ寄りのお写真が好きなのかなとか。



枚数は10枚程度ですかね?多すぎない方がいいです!

多くなるとテイストがバラつき、結果、方向性が見えなくなることがあるので。。





 

お二人の好みを知る手がかりとなるものは他にもあります。



選ばれたドレスや靴などのアイテム、旅行の内容、

事前にお送りしているアンケートの返答など。



普段どのように過ごしてらっしゃる二人が、

どのような旅行を選んで、

どんなドレスで撮影しようとしているのか、



お会いする前の資料で、こんなお二人かなーと妄想してイメージ作りをします。



 

当日お会いしたら、いろんなことを話します!

それはもう、いろいろ、ありとあらゆることを、根掘り葉掘り。。

・・・と言ったらコワいですかね。笑



でもそれは、お二人を知る重要なプロセス。

お二人を知ることで写真の内容も変わります。



 

例えば、結婚式を挙げる予定のない方は、教会でお撮りしたり。

(撮れる時と撮れない時とありますが)



お二人の出会いのストーリーや携われてる職業、思い入れのあるヒントを得て、

お二人にしか撮れない写真につなげたいと思っています。



 

以前いらっしゃったお客様のアイデアでいいなと思ったのは

「テーマを決める」こと。



そのお二人は「大人のParis」テーマに

結婚式もコーディネートされたとのことでした。



こう撮りたいという画像をもらってしまうと画に引っ張られがちで、

なかなか新しいイメージが生まれにくいのですが、

言葉だと想像力を掻き立てられました!



 

お勧めしないのは、これを撮りたいというリストがいっぱいあること。。

多過ぎると、それをこなすだけで精一杯になり、

その日その時、その二人にしか撮れない一瞬に気づけなくなってしまいます。





 

ちなみにこの日のお写真は、完全お任せ。

「写真が苦手なので、自然な感じにして欲しいです」

とのコメントだけお二人からいただいていました。



お泊まりのホテルや、天候、当日の状況によって

自由度の高いルートを判断させてもらえたので、

お気に入りの写真がたくさん残せました。



夕陽の反対側に短い時間現れる、ピンクスカイも♪







 

Paris店もようやくフォトグラファーが4名に増え、

お好きなフォトグラファーをご指名いただける選択肢ができました。



私たちフォトグラファー側は

私はこんな写真を撮る人です、という

発信をしていかないといけないですね!

お二人に安心して任せていただけるように、個性を打ち出していかないと。





人気かどうか、うまいかどうか、じゃなく、

お二人が好きな写真を撮る人かどうか、で選んでみてください。



それが一番、お二人のイメージに近い写真を残す方法です★

(結局営業のようになってしまいましたが 笑)





 

担当フォトグラファー

Photographer

サオリ(SAORI)